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装飾体 (文体)[そうしょくたい] 装飾体(そうしょくたい、ornate style)とは、文章の類型の一種である。修辞学においては、描写や叙述性の面からみて技巧的な文体を広く指す用語である〔『常用国語便覧』浜島書店、1979年。346頁。〕。美文体(figurative style)、荘重体(grand style)などと呼ばれることもある。多彩な修飾語や比喩表現を効果的に用いることによって一般に華やかな印象をもたせることのできる文体である。一方で文の構造が複雑になりがちであり、しばしば意味がわかりにくいという一面もある。反対に修飾語の使用を控え文章のわかりやすさを重視した文体を平明体(transparent style)と呼ぶ〔輿水実『国語科基本用語辞典』1970年、明治図書。151頁。〕。 == 三島由紀夫の例 == 三島由紀夫は華麗な装飾体を用いた作品が多いことで特に有名である〔菅野昭正「小説家・三島由紀夫における小説の方法と文体」三島由紀夫のすべて(2)、『国文学 解釈と教材の研究』15巻7号、1970年5月。49-55頁。〕。以下にその例を挙げる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「装飾体 (文体)」の詳細全文を読む
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